Herb Encyclopedia

ケイヒ
桂皮

1. ケイヒ(桂皮)とは?

ケイヒは、クスノキ科のシナモンの樹皮を乾燥させたものです。お菓子や料理に使われる「シナモン」として有名ですが、東洋医学では非常に重要な「温める」生薬として扱われてきました。内側から熱を生み出し、末端まで届けるその力は、冷えに悩む現代人の強い味方です。

2. 期待される主な効能

  • 末梢血流の促進: 指先や足先など、冷えを感じやすい部分まで血流を巡らせるサポートをします。
  • 自律神経の調整: スパイシーで甘い独得の香りは、バランスの崩れた神経を整え、心を前向きにする力があります。
  • 痛みへのアプローチ: 血行不良からくる肩こりや頭痛、関節の不調などを和らげると言われています。

3. セルフケア・養生での取り入れ方

寒い季節、体が強張っていると感じる時は、ケイヒの温もりを借りましょう。入浴剤として使用すると、香りが脳へと届き、身体を緊張から解き放ってくれます。「温かい」という感覚は、安心感に直結します。一日の終わりにケイヒの香りに包まれることで、熟睡への準備が整います。

4. 「ふくのゆ」における役割

「ふくのゆ」の奥深い香りにアクセントを加えているのがケイヒです。ただ温めるだけでなく、そのスパイシーな香りが、他の生薬の香りと調和し、高級感のある豊かなバスタイムを演出します。お湯から上がった後の「ぽかぽか」を実感させる大きな要素の一つです。